Tuesday, December 27, 2005

榎茸

なめこ と えのき とは別のものだと思っていたが、…同じなのね。
さらに、なめ茸まで同じものだと言うじゃないか。全然別物だろう
と思い込んでいた己の無知蒙昧をお詫び申し上げます。すいません。

辞書を引こうと思ったのは、弱っちいことで有名な Canna の辞書で
字が変換できなかったため漢字を調べようとしただけだったのだが、
いざひいてみたら各社微妙に表現が異なるので、俄然面白くなった。

ざっとまとめると要するに 榎などの朽木に叢生する 2 〜 8 cm の
食用キノコ。この辺りはまぁどれも同じようなことが書かれている。
大辞林だけ「きわめて美味」と書かれていて、キノコ好きが窺える。

同じく大辞林では「表面は粘質物でおおわれる」となっているのが、
広辞苑によると「しめると著しく粘る」という表現になり、さらに
日本語辞典になるとこれが「ぬらぬらしている」という表現になる。

「ぬらぬら」が一番言い得て妙だと感心した。元々粘り系の食物は
好きだし、あったかくして喰うとぽかぽかするような気がするので、
どんな栄養があるか知らんけど、冬はなめこの味噌汁に限りますな。

ところでわざわざ調べようとした理由は何かと言うと、えのきの奴
ひょろっとしてて柔らかいくせに、何故だか歯に挟まりやがるのだ。
…という数行を書こうとしたらこんなに長くなった。我ながら吃驚。

5 Comments:

At 18:32, Anonymous Anonymous said...

自分もこの間、瓶詰めなめたけを食べてて、「なんで、エノキなのに『なめたけ』なんだ?」と思ってたので、個人的にはタイムリーなネタでした。
なめこの赤出汁は美味いですね。私も大好きです。

 
At 23:44, Anonymous Anonymous said...

我が父の実家は信州のえのき工場です。
なので小さい頃からえのき尽しでした。

 
At 12:58, Blogger sempreff said...

>doubting_thomas
コンピュータにたくさん辞書を入れておくと、こういう時に串刺し検索できて便利だよ
えのき = なめたけ = なめこ 、姿はぜんぜん違うのにねぇ…。

>バルサ
えのきって工場で作るのか!?それもびっくりだ〜
もっと「栽培」って感じなのかと思ってたよ。

 
At 20:29, Anonymous Anonymous said...

2リットルのパットボトルを半分に割ったくらいの大きさのプラスチックボトルに入れて栽培するざんす。
そしてそれをひんやり5℃くらいの冷蔵工場(というか建屋みたいな倉庫)に入れて栽培するざんす。
あのひんやり感が子供ながらに好きでしたね。
今はえのきよりブドウをやっているみたいです。

 
At 23:26, Blogger sempreff said...

>バル
をを、やっぱり栽培なのね。農業的でもあり工業的でもある、
不思議な物体なんだな。勉強になった。

5℃だと夏場でも寒いだろうなぁ。

 

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