Monday, January 16, 2012

不惑

十五の時にコンピュータに触れた。ゲーム機じゃなくて、国民機だ。
初めてプログラムを書いた。夢中で雑誌を読み耽り、掲載されてる
ダンプリストを打ち込み、数学の文章題ではプログラムで回答した。

高校生の時分に「これを職業にする」という決意や覚悟は無かった。
単純に面白かった。大学では後輩の分まで「情報」の宿題をやった。
就職活動する頃になって「自分にはそれしか無い」と自覚を持った。

三十ちょい前から、今のお客様のシステムに携わっている。平時も
非常時も、基本的なアプローチには迷いは無い。実現対象の事項を
分割し、対象を識別、現状を観測し、操作を行い、結果を観測する。

十年の蓄積の中で陳腐化した部分もある。未だ成らぬまま放置され
捨て去られる運命のものもある。これからのシステムの変革に対し
恐れや戸惑いが無いとは言わぬ。だが、それでも、もう四十である。

Saturday, December 31, 2011

鎮魂

2011 年がどんな年だったかって、多くの人が亡くなった
悲しい別れの多い年だった。来る 2012 年は、少しでも
不肖でも、引き続き努力の年とする心算であるが、さて。

Monday, August 29, 2011

清書

新デバイス iPad を入手して、これでどこでも下書きを書ける、と
妄想していたのだが、思った程ではなかった。その理由は、我輩の
文章の書式にあった。 60byte 禁則改行、但し文節中の改行は禁止。

3行ひと塊を紡ぎながら、そんな調整をしているのだ。数文節毎に
前の行の文言を違う言葉に置き換えてみたり、削ったり、送ったり。
そういう操作をして、出来上がりの四角い形を整えながら綴る駄文。

そういう珍奇なことをするには、思考をそのまま文形に反映できる
エディタで作業した方がやりやすいわけで、それは結局 vi なのだ。
最高の道具に耽っている日常なのに、貧相なエディタでは書けない。

iPad やら Android やらが文章を書く道具でない、とは言わないし、
事実外出先でメモを取ったりするにはよい。電池もつし、静かだし。
単にこのブログの下書には、向かない。適材適所が大事と痛感する。

Thursday, August 18, 2011

馬子

一昨年あたりから、四十になったら働き方を変えよう、と考えてた。
体力頼みのゴリ押しみたいなことはやめて、自分は身を引いてでも
若者に機会を提供して、経験を積ませてあげたいものだと思ってた。

でも、そんな考え方は、間違いだった。正確には、相手あってこそ。
積極的に課題や機会を探し、それに自ら取り組もう、という情熱を
持ち合わせている者ならば、我輩は彼のガイド役になりたいと願う。

だが、改善も挑戦も提案もせず、努力すら放棄しているような者は。
漫然と時を消費するだけの屍のような者は。これは話が違ってくる。
屍なら、わざわざ我輩が介護してやらなければならぬ理由など無い。

水を飲まぬ馬に水を飲みたいと思わせることは、我輩にはできない。
我輩の技能や思想は、誰かに押し付ける類のものではないのだ。が、
水を求める馬が居るなら、美味い水を与えたい。それだけのことだ。

Sunday, June 20, 2010

下書

直近のニ篇のポストは、新しいデバイスを用いて書いたものである。
新しいデバイスとは、何を隠そう iPad である。主に通勤の車内で、
ぽちぽちと一本指打法で綴ったものである。それなりに苦労がある。

アプリケーションには Simplenote を用いている。テキスト編集の
ためのアプリケーションはこれ以外にも各種あろうが、プレインな
テキストをシンプルに編集できる点が気に入ったので、使っている。

何らかの文章の下書きをするのには適したデバイスだ。ただ難点は
画面が綺麗で視野角が広いので回りから何を書いているか丸見えな
ことである。必然、話題を選ぶのだが、ブログの下書きなら無問題。

下書きをする利点は公開前に記述内容を吟味できることだが、逆に
デメリットもある。特にタイムリーにポストしたい場合に向かない。
このブログの場合には、そこは重要でないので、スルーしてほしい。

Wednesday, June 16, 2010

信号

今年は信号を守ることにしている。守って当たり前だと思うのだが
歩行者用信号を守るのは意識していないと意外と難しかったりする。
自分以外に交通のない交差点で待つのは、無駄なことかもしれない。

きっかけはさださんの番組で「信号を守ろう」、と呼び掛けていた
ことだ。不定期に夜中にやっている、ラジオかと勘違いする例の奴。
一般論として信号を守ること。当たり前のことを当たり前にやろう。

それだけの話なんだが、信号に従うと決めて行動することで、日頃
どれだけ自分だけよければいいや、という考えで行動しているかを
思い知らされるし、赤信号に捕まらずにすいすい行けると、楽しい。

所詮歩行者なんだから多少急いだところで到達時間に大差はないし、
本当に急いでいて時間を稼ぎたいなら信号を無視するんじゃなくて
走ればいいし、ある程度ロスタイムを想定した上で行動すればいい。

立ち止まって交差点を見るのも悪くない。時差式信号の実に微妙な
タイミングや、先を読んで車を運ぶタクシーの動きには、感心する。
そんな風に、心と時間に余裕を持って平凡な日常を生きたいと思う。

Sunday, June 13, 2010

単独

イベント終了後、一人も知り合いがいない状態の懇親会に行くのは
若干、いやかなり気がひけた。完全にアウェイだし、運営サイドは
サークルのノリなので、部外者がついていけるとは思えなかった。

けれど、参加してみたら面白かった。雑誌に記事を書いている人や
本を出している人、フリーのプログラマの方や、フレームワークを
書いている人、プログラミングは実はあまり好きでないという方も。

お互い顔も名前も知らなくても、新しいデバイスの話やサービスの
実態やテスト技法の話、コンピュータや情報処理にまつわる技術の
歴史の過去と未来をそれぞれの立場で放談し、質問し、理解し合う。

会社とか仕事とかの要素が完全に無いわけではないけど、興味とか
好奇心とかのレベルでとても刺激された。平たく言うと有意義だし、
格好よく言うと勉強になった。まだまだ前向いて上を見て生きよう。