Sunday, October 23, 2005

装飾

今どきのブラウザはスタイルシートでスクロールバーの概観を設定
できる。実際、あちこちのサイトでスクロールバーの見た目が変更
されているところがあり、違和感と漠然とした疑問を感じている。

疑問の根幹にあるのは「スクロールバーはコンテンツの一部なのか」
という問いだ。自分は、「ソコはアプリケーションのものであって、
コンテンツの一部ではない」と感じている。古い考え方だろうか?

そもそもスクロールバーはツールキットの機能を利用しているので
アプリケーションの一部であることは間違いない。kterm のバーを
NEXT 風にするにもライブラリとリコンパイルが必要だったはずだ。

そこまで static にバイナリに組み込まなくとも、数年前から流行
している「テーマ」「アピアランス」などと呼ばれるデスクトップ
装飾機能でのエフェクトとして動的に変更がかかるようになった。

さらに、昨今流行っている「スキン」ではもはやスクロールバーを
触らないのはアートワークとは言わねぇ、くらいの勢いで過剰とも
思えるほどの、本当にきれいな表現がなされるようになっている。

これらの装飾機能に言えるのは「デスクトップとしての統一感」で、
派手なものにしようが大人しいものにしようが、選択の自由はその
デスクトップ環境を構築するユーザ自身にある。これが重要なのだ。

統一感のあるスタイルで使いやすい環境を構築したはずなのだから、
そのユーザの意志(と努力)をまったく無視する形でコンテンツが
それをある意味破壊することができるのは如何なものかと思うのだ。

単純に見た目の問題ではなく、ブラウザにはスクリプトのエンジン
としての機能もある以上、コンテンツを閉じ込めるサンドボックス
としての責務は重要なはずなのだ。その境界線こそが重要なのだ。

凝ったスタイルシートもいいだろう。実際我輩も本館で使っている。
だが「やりすぎのライン」がどこなのかを、自らの基準に照らして
判断する作業が絶対に必要だ。盲目的なコードは公害でしかない。

まぁそんなわけで、アプリケーションやデスクトップの管理領域に
コンテンツが侵蝕してくることに危険を感じているわけだ。別々の
ものなのだから、ちゃんと棲み分けしてほしいなぁ、という話だ。

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