仮眠
会社の地下に「リフレッシュルーム」という名の、謎の空間がある。
四畳半くらいの一画をパーティションでアバウトに区切ってあって、
リクライニングチェアがあり、毛布と目覚し時計が装備されている。
過重労働なみなさんが (我輩もだ!) 休憩できるように…、という
高尚な趣旨で置かれたものである。今まで使ったことはなかったが、
久しぶりの徹夜で明け方に眠くなったので、使ってみることにした。
普段徹夜する時は、本格的に寝ようとは思わない。あくまでも仮眠。
だから自分のデスク周辺で行き倒れたり、椅子にじっと座ったまま
スイッチが切れて意識を失った状態になったり、そんな具合である。
そんな普段の行いは、まさにエコノミークラスと呼ぶべきであろう。
地下のリクライニングチェアで横たわりながら、そんな事を考えた。
ファーストクラスとか乗ったことないけど、こういう椅子なのかな。
不当に豪勢な感じでなかなか寝つけなかった。上のフロアの水場の
音がストレートに響いてくる。自販機が冷蔵庫のように唸っている。
警備員さんがコツコツ歩いている。仕事の続きを考える。…。……。
ふと気づくと、携帯がブルブル震えている。地下でも入るのか au。
つまらない宣伝のメイル着信だったのが、目覚しには丁度良かった。
やはり寝ると復活しますな。前衛芸術的髪型になってしまったけど。
5 Comments:
いい環境だなあ。
でも男臭い当直室の3段ベッドもなかなか乙なもんよ。夏場は絶対使わないけど。
>た
会社のリソースなのに利用してないものって、意外とたくさんありそう。使い倒さないと損だよね。
ところで、布団にキノコとか生えてない?>当直室
自分もその昔、徹夜明けに一度だけ使ったことがありますが、普通の平日だったために、他の人が歩く靴の音で、全然寝れませんでした。
おういう音、気になって気になってダメなんすよねぇ。(笑)
>barca
気にしなければどうってことないんだろうに、一度意識しちゃうともうムリなんだよな。不思議なもんだ。J○のマシン室で寝る時はファンの轟音でさえ子守歌になるというのに…
食堂跡地とはいえ・・・・昼以外の朝から夜中まで会議室となってる空間の真横・・・・
ってのがちとあれですな・・・・。
気分が休まる気がしない感じです。
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