佐田
年に何回か必ず、さだまさしさんの唄をというか詩を聞きたくなる。
今回は「最終案内」と「駅舎」と「生々流転」が聴きたくなった。
こういう衝動の発現はえてしてテンションの弱まった時期と重なる。
さださんのうたとの出会いは小学校のころだ。3年生くらいだった。
親父がFMで放送されてたライブをテープに録音して溜めてたので、
これを無断で借りては安いラジカセで何度も何度も繰り返し聴いた。
その頃はレコードもテープも買っていなかった。レコード屋さんに
行けば売っている、日本円を持っていれば手に入れることはできる、
という知識だけは持っていたが、実行に移すまでには至らなかった。
結局、件のラジオ録音テープを聴きこんで、歌詞をルーズリーフに
書き留めて、覚えた。100 曲以上諳んじていた。毎晩長風呂をして
吟じたものだ。一風呂だいたい平均 10 曲くらいは歌っていたろう。
さだまさしだけでなく中島みゆきも歌った。主人公/天までとどけ/
フレディもしくは三教街/主人公/引き潮といった感じで、およそ
小学生らしくない歌を唸っている子供というのは、我ながらキモい。
今回は目移りして「風見鶏」を購入した。久々に「晩鐘」を聴いた。
その他の曲も、このアルバム収録曲はみな懐かしく、ややほろ苦い。
肝心の「駅舎」は、いずれシングルコレクションを買おう、と思う。
3 Comments:
家にはさださんの「償い」があります。絵本ですが。
ある裁判官が判決言渡時に引用したと新聞で読んで購入。良い詩なんですよねこれが。
「飛梅」は名曲ですよね。ギターがカコイイ。
昔このギター弾いてる松原正樹さんのライブ見ましたがやっぱりカコイイかったす。
>cecillia 氏
「償い」、重いですね。とても好きです。
絵本になっているという話も裁判官に引用されたという話も知りませんでした。
>kazufuruk
「飛梅」は「まほろば」「空蝉」とぜひセットで聴きたい名曲ですな。
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