Sunday, May 28, 2006

気質

何もないところから何かを作り出すのはものすごく苦手だ。世界の
ルールが存在しないとして、お前が決めろと言われたら間違いなく
逃げ出すしそれを恥とも思わない。そんな重責任は迷わず忌避する。

今ある何かに対して、どうしたらそれがもっと良くなり得るだろう
という妄想を働かせるのは好きだ。それを良くするためにどれだけ
コストがかかるかということを抜きにしていいなら、得意と言える。

何もない空間に何かを生み出せる人達はすげぇと思うし、尊敬する。
口だけで手が動かせないとしても、その絵を虚空に描けるだけでも
一瞬見えたかのように思わせてくれるだけでも、十分に素晴らしい。

そのビジョンがまだ実在しないとしても想像するために十分な量の
ディテールがあるならばそれを改善できる余地は必ずあると思うし、
その改善のフェイズにこそ我輩の妄想力を発揮できる可能性がある。

出来上がり予想図を描けるなら、それは既に出来上がったも同然だ。
徐々に「そうなっていく」場合には時系列に描くセンスも要るけど、
どれだけ緻密な予想図を描けるかということにこそ能力を磨きたい。

2 Comments:

At 08:27, Anonymous Anonymous said...

( ̄ー ̄)たしかに・・・・・
パイオニアと呼ばれる人達は凄いですね。
でも、その後、それを如何様にも料理できる
と言うのも凄い事ですよ。
発想は大事ですしね。
何かを生み出す事も、育てる事も、
やっぱり同じぐらい大切で凄い事かと
なにせ・・・
生んだとして、不良に育つかもしれませんしね(´▽`*)

 
At 20:57, Blogger sempreff said...

自分の発想が貧困であることがある種のコンプレックス的な強迫観念なんですよね。
材料があれば組合せて何かを作れそうな気はするけれど、材料そのものとか工具そのものとかを作れる気はまったくしない。
ノブ氏のように飄飄と生きられるほどのクリエイティビティが欲しいですよ…

 

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