右鼻
ここ数週、調子がおかしい。遥か昔からおかしな調子だろうという
突っ込みは期待しているがスルーするとして、右鼻の調子が難しい。
先週はずっとむずむずしていた。あたかも花粉症であるかのように。
花粉症が遺伝する物か後天的なものが知らないが、我輩は自分では
花粉症ではないと考えていたのだが、どうにもくしゃみが止まらぬ。
トリガは必ず右鼻なのだ。左鼻は大丈夫、無問題である。右だけだ。
ひっきりなしにくしゃみの衝動に駆られていると、生産性が落ちる。
世の中の花粉症の人達は春先は悶々としているのだろうな、と思う。
鼻に集中力を持っていかれるのが斯くも悲しいことだと体で学んだ。
困りながら数日を過ごしていたら、いつのまにか、症状が変わった。
くしゃみは鳴りをひそめ、そのかわりに、詰まった。完全に閉鎖だ。
上述の通り、左鼻は快調である。おかげで鼻呼吸には困っていない。
しかし右鼻だけは詰まっている。鼻をかめども開通することはなく、
新たな分泌物によって閉鎖される。垂れ流れては来ないので、軽く
無視することにした。片方だけなら詰まってても平気であろう、と。
熱も頭痛もなく、喉も痛くない。どうやら風邪を引いているという
わけでもなさそうだ。我輩は投薬が基本的に嫌いであるので、薬を
投げ込んでなんとかする気もない。忘れた頃に開通するのを祈ろう。