駐輪
通勤に自転車を使わなくなってから、もう一年以上は経っただろう。
徒歩でも最寄駅まで 10 分程度なのだが、朝の貴重な数分のために
以前は自転車を使っていた。使わなくなった理由は至極単純である。
終電で帰ると、駐輪場が閉まっているのだ。当然徒歩で帰る。翌朝
もちろん歩いて出かける。その日も終電だったら?やはり閉まって
しまっている。これでは何のために月額 2500 円も払っているのか。
決定的だったのは、シャッターが閉まりかけの時に遭遇したことだ。
シャッターが閉まるのを見ている管理人に、「すぐ取ってくるので
入れてもらえませんか?」とお願いしたのだが、断られた。即答で。
「もう閉めてますから」と言われたのだが、我輩からすれば、まだ
閉まっていない。むしろ7割ほど開いてるだろ。押し問答の間にも
シャッターはじわじわと閉まっていく。結局入れてもらえなかった。
月極めをやめよう、と決意したのはその次の瞬間。管理人はなんと
自分の自転車に乗って去って行ったのだ。我輩は徒歩でとぼとぼと
帰る羽目になったというのに、彼はチャリですいすい。そうですか。
会社がチャリ通の範囲内にあったら、また乗るかもしれない。でも
ビックカメラで買物してる間にも平気で撤去するような阿漕な区で
安心して自転車に乗る気にはなれない。運動と思って歩くとしよう。