Friday, February 20, 2009

壱番


カレーは相手が炭水化物なら、何でも合う。ごはんにも勿論合うし、
パンにも合う。うどんも良い。ならばスパゲッティにも合うだろう。
そんな理由かどうか知らないが、今宵はパスタデココで晩飯とした。

特に大きい訳もなく特に辛くもなく、特に不味くもなく値段も普通。
よくよく考えてみると別に名古屋メシということもないではないか。
これは失敗した、と思いながら、とび辛スパイスを振りかけて完食。

名古屋のメシと言えば、前にどこかで喰ったきしめんは残念だった。
どうにもコシのない、くたびれた感じだったので、昼飯でリベンジ。
きしめん専門っぽい店で喰うに限るということで、地下のエスカへ。

こちらのきしめんは実に美味であった。幼い頃に家で母とうどんを
打ったことを想い出した。コシがあり、つるりとして、よい香りが。
つゆもダシが効いていて旨い。これは当たりだった。また喰いたい。

文具

サボった。俗に言う振休である。我輩の外部記憶装置である PC と
困った時のための AC アダプタ及びその他グッズを持って、池袋を
徘徊してみた。プラネタリウムにでも行こうと思ったので、東口で。

ここまで一緒。今日は週末の移動に備えて緑の窓口で新幹線の席を
予約。もちろん前回乗った N700 を狙う。係員に新幹線の時刻表を
見せてくれるよう依頼すると「券売機でも選べますよ?」と不審顔。

「券売機だと、その列車が N700 とかそういう情報無いですよね?」
と答えると、非常に納得していた。素人なので対面窓口で取引する
つもりでいたが、せっかくなので、券売機で。然程難しくなかった。

今日はアラは落ちていない。そうそう落ちているものでもあるまい。
熊狩りはもう飽きたので、一路ハンズへ。前回見切れなかった階を
じっくり見るため、である。それは、文具フロア。危険なフロアだ。

どういう力がかかったのか知らないが、シャーペンのクリップ部が
ポキリと折れてしまっていて、ここ数日、不便だった。本体はまだ
使えるので、その部品だけを所望した。しかし、取り寄せだと言う。

違うモデルの金具でも、目的さえ達成できれば見た目に拘りは無い。
しかし、そもそもそういう金具を売っていないのだと言う。残念だ。
天下のハンズにも、売っていないものがあるとは、若干驚きである。

当初の目的のプラネタリウムは、今度はちゃんと入れた。30 分前に
行った時点で行列は二人。早すぎたかな、と思っているとみるみる
人が現れ、すぐに長蛇の列になった。早く行くのが正解だと言える。

番組自体も、良かった。光、音、香、三つの要素でこれでもか、と
寝させようとする、素晴らしい内容だった。堪え切れずに、三回程
意識が途切れた。計算通りに癒されてしまう我輩の単純さが知れる。

Wednesday, February 18, 2009

池袋

サボった。俗に言う振休である。我輩の外部記憶装置である PC と
困った時のための AC アダプタ及びその他グッズを持って、池袋を
徘徊してみた。プラネタリウムにでも行こうと思ったので、東口で。

平日にも関わらず、人が多い。伝え聞くところによると、世の中は
不況とか不景気とか言う状態だという話なのだが、本当だろうか?
皆それぞれに買物の荷物を持って歩いている。若干邪魔なくらいだ。

裏路地を進むと、奇妙な物体が路上に落ちていた。即座に判別する
ことができなかった。それは、アラだった。魚のアラだ。前を行く
御婦人が曳いているキャリーが、アラを轢いていく。…引っかかる。

嗚呼。振り返ったその御婦人の不愉快そうな顔。心の底からの不快。
見ているこちらまで哀しくなる事態ではないか。彼女は乱暴に腕を
振り、器用に魚を振り払い、…そして怒った足取りで進んで行った。

路上には五〜六切れのアラ (おそらくカマ部分) が散乱していたが、
猫も鳥も見当たらないのが若干残念だった。そういう街か、池袋は。
人と物、両者を繋ぐ欲望と排気ガスの街。華やかなゴーストタウン。

だが我輩もゴーストの一人。街に踊らされる亡者。P 館で会社用の
マウスパッドを調達し、ゲームセンタで熊を大量に拿捕し、懐しの
テトリスに脊髄反射する。Edy が直接ゲーム台で使えるのはすごい。

ふらふらしながらハンズに吸い込まれ、工具を眺める。工作したい。
気付けばプラネタリウムの上映時間はとっくに過ぎていた。やはり
ハンズは危険だ。特殊相対性理論的な何かが働いているに違いない。

Monday, February 16, 2009

人名

失礼なことに、我輩は人の名前を忘れる。忘れやすい。よく忘れる。
会社には我輩よりも天然に人の名前を忘れる方がいらっしゃるので
我輩の健忘症は目立たないが、事実として、すごく忘れるのである。

誰かと会話していて「あのほら、あの映画に出てた人」とか「確か
見たことあるんだけど、名前だけ出てこない」とか。そういう場合、
相手も忘れていたりすると好都合だ。思い出し競争、みたいになる。

俳優などの有名人なら、映画の名前や関連する属性を使って Web で
検索すれば、答えやヒントが見つかるので、便利な世の中だと思う。
が、キーワードすら思いつかない時には、検索することも出来ない。

今日は面白いことに、我輩は答えを知っていて K 先輩がわからない
という状況が発生。「ブレンディ?」「モルモン?」「機関銃」と、
最終的に思い出すまでの過程を楽しめばよいということがわかった。

Friday, February 06, 2009

暖簾

論点を出す。意見を述べる。考えを記す。何が正しいか。どう改善
するか。より美しくするには。より良くするためには。どのように
考え、何を為すべきか。語り、問う。あなたはどう考えるのか、と。

しかし、応えは返ってこない。否でも諾でもない、どちらでもない、
何の表明もしていない、ただの echo が返って来る。そこに本人の
思考が、感情が、義が、僅かばかりでも読み取れれば嬉しいのだが。

どう押しても何も響かない、陽炎のような存在と会話をすることは、
時間と体力を消耗し何も生み出さない、ハードなチャレンジである。
彼の如き admin の存在を、彼を変えられない事実を、我輩は恥じる。