Wednesday, June 20, 2007

失敗

学生の頃、どちらかと言うとあまり好きではない先輩がこんな事を
言っていた。「失敗さえしなければ、それがすなわち成功なんだ。」
当時は「違う、何をそんな短絡を」と思っていた。今も変わらない。

端から見ると明らかに愚かな事なんだけれども立場上それを実際に
言わなくてはならない境遇の方々に同情はするものの、我輩自身が
それを聞かされる立場である今回は、茶番に巻き込んで欲しくない。

忙しい、と感じている時には、小さな小さな割り込みでも普段より
大きく感じてしまうのは、我輩のキャパが小さいからだろう。だが、
説明することを放棄した一方的な制限の強制に従うつもりは、ない。

失敗から学ぶべきことは数多あろう。最も学べる「失敗そのものの
分析」に背を向け、「危ないから近寄ってはいけません」、という
見かけの解決に酔った単なる責任回避で、成長できるとは思わない。

誰もしたことのない、新しい失敗をしたい。周りに迷惑をかけない
失敗をたくさんしたい。失敗することで何かを良くしたい、と願う。
失敗することでしか前に進めないのなら、誰よりも失敗してみたい。

Sunday, June 10, 2007

移動

このところ、センタに通い詰めである。もそっと近ければいいのに、
びっくりするくらい遠い。電車に乗って、とりあえず終点まで行く。
あんまり遠いので車内では寝るのだが、起きてもまだ到着してない。

自宅から Door to Door で約 2 時間。往復で 4 時間。一日のうち
約 1/6 も移動と称して非生産的に過ごしている。 PASMO の残額が
みるみるうちに減っていくのが、もはや一線通り越して面白すぎる。

移動によって消費する二大要素は、交通費と移動時間。即ち金と暇。
両方とも、常に足りないものだ。特に時間。宇宙で最も貴重な資源、
それは「時間」だ。活用したいなと悩むものの、来週もきっと寝る。

Sunday, June 03, 2007

吸血

センタで始発まであと二時間、という中途半端な状態で作業を終え、
やることもなく呆けっと食堂で座っていたら、いつしか意識を失い
両腕の痒みで目が醒めた。ぼっこりと膨れ上がった生々しい吸血痕。

蚊だ。ぶんぶん飛ぶから虫偏に文と書く、いい加減な漢字の昆虫だ。
その割に読みが「か」っていうのは実に不思議な気もする。どこを
取ると「か」と読めるのか想像できない。ま、とにかく嫌な生物だ。

ムヒとか虫刺されの類ってのは稟議を書いたら公費で買えるのかな。
業務遂行上の物理的制約により、やむを得ずセンタで作業を行うに
あたり、当地の環境特性に対応するためムヒッ。あぁ莫迦莫迦しい。

そもそも我輩のメタボリックボディは寒冷地仕様なので、夏は苦手。
暑さで汗をかくだけで自他ともに不愉快になること必至であるのに
血を吸われて痒くなるとは迷惑千万。よって地球温暖化対策が必要。

この際いっそ氷河期になってくれないものか、と願う梅雨前の午後。