Sunday, April 26, 2009

珈琲

紅茶かコーヒーか、と問われると、毎回困る。自宅で淹れるならば
紅茶だし、会社の自席ならコーヒーだ。自販機で買うのも、冬なら
コーヒーだし、暑ければ午後ティーだ。要するに、どちらでもよい。

会社で飲むのが紅茶よりもコーヒーなのも、大した理由など、ない。
単に手間がかからないからだ。インスタントコーヒーの粉にお湯を
注ぐだけで出来上がり、という手軽さ。怠け者の我輩には丁度良い。

このところインスタントコーヒーはゴールドブレンドで固定である。
ダバダー、ダーダ、ダバダー、ダバダー♪である。のどかなものだ。
違いがわかるわけではないが、大きなマグで、がぶがぶ飲んでいる。

あまりにもコーヒーを飲みすぎなので、今年から数えることにした。
元旦に開けた 100g の瓶が今年のコーヒー事始めで、以来、着々と
消費し続け、ついに今日、今年通算 1 kg を飲み干した。約四ヶ月。

このペースで飲み続けると、一年で 3 kg くらいのコーヒーの粉を
摂取することになるのだな。我輩が購入している店では 150g 瓶が
九百円くらいなので、年間一万八千円ほどがコーヒー粉代なわけだ。

それでも喫茶店に比べれば、安い。例えば我輩の行きつけの店では
一杯 350 円である。インスタント粉と比をとると 50g に相当する。
そんなに沢山使ったら、ゲル状になるだろうか。飽和するだろうか。

月に二本くらいのペースで空瓶を捨てている。これが勿体ないので、
今回は詰め替え用のパックを買ってみた。グラム単価も微妙に安く
エコなので良いが、瓶に対して量が中途半端に少ないのが、不満だ。

Wednesday, April 22, 2009

買収

よりによって Oracle に買われることになるとは。なんという皮肉。

Wednesday, April 08, 2009

吹雪

例年なら自宅のさくらんぼの花が咲いてから都内のソメイヨシノが
咲くまでは一・二週の間しか無いのだが、今年は大きく間が空いた。
おかしな機構、もとい、気候の影響を受けて開花状況も乱れたのか。

毎年恒例となっている南砂緑道公園での花見は、日程調整も難しく、
四月第二週までずれ込んだ。当日我輩は、当然の如く振休を取った。
もちろん場所取り目的である。例年の混雑状況から得た知見である。

今年もカセットコンロをキャリーに入れて準備する。敷物を探して
玄関の棚を開けると、空気で膨らませる、プールで遊ぶマット的な
物体を発見。これは良さそうだ、ということで諸々詰め込んで行く。

現地に着いたのは午後二時頃。気温は高い。うっすら汗をかいてる。
それでも重たいキャリーをゴロゴロ転がして緑道にたどりつく、と。
それはもう。息を飲むほどの桜、桜、桜のロード。春が踊っている。

いい具合の枝振りの木を見つけ、敷物を敷き、占拠だ。意外な事に
今年は全然、人が居ない。ほぼ無人だ。あの激しい場所取り競争は、
どこへ行ってしまったのだ。ひょっとするとこれが不景気って奴か。

桜並木の下で、自分しか居ない。マット的な何かを吹いて膨らませ、
天を仰いで横たわる。桜色に蹂躙された視界の端端に青空が見える。
時折、さ…っと流れる風に吹かれて、猛烈な量の桜吹雪が舞い踊る。

こういう情景に包まれている時間を、「幸せ」と言って良いだろう。
道行く人達からは不審者を見る目で見られるが、構うものか。春だ。
此処に春が溢れており、我輩は春にまみれて休日を過しているのだ。



ごろりと転がったまま、何も生産せず、口も開かず、無駄な時間を
全力で費す。考えることすら放棄して、舞い散る花びらに埋もれる。
愉快だった。堕落した怠惰な人間の見本。意図して何もせぬ、時間。

意識を失いそうになっていると、後輩から電話があった。夜の部に
乱入しなさいと説得したところ、うまいこと合流に成功。日が落ち
暗くなった中で、気心の知れたメンバと、提灯の灯で花見酒である。

仲間達に、感謝。来年もまた、ここに皆が来られることを祈りたい。

Monday, April 06, 2009

勉強

我輩は監督や経営陣になりたいと思わない。選手で居たい。裾野が
広がり常に新しい何かが生まれ続ける業界で、三流とは言え自分が
良いパフォーマンスをしてチームに貢献するにはどうしたらいいか。

まずは、本質を理解しておくことだ。ポテンシャルを維持するには、
食事や睡眠と同じように、情報の摂取を怠ってはならないと考える。
良質の情報は良質の出版物として提供されている。見逃す手は無い。

久しく教科書的な書籍は読んでいなかったのため、秋葉原の書泉で
偶然手に取った「Effective Java 2nd Edition」は、少々重かった。
物理的な重量はたいしたことないのだが、内容が濃い。密度が高い。

この本の優れたところはいくつもあるが、個人的に気に入ったのは
訳文が日本語として美しいことである。今どきは技術系のサイトも
日本語の文法を知らぬ輩が書いたのではないかと首を傾げたくなる。

正しい言葉で綴られている本書は、読んでいて明瞭感があり、全く
誤読やミスリードさせられることがない。それだけに、内容が濃く
伝わって来る。それだけに、内容の難しさがはっきりと自覚できる。

ところどころに、「これは M 氏に言われた」「これは正に I 氏が
主張していた」という、過去の記憶を刺激する哲学が書かれている。
恐ろしいと感じた。彼らの如き先達が居ることは、即ち恐怖である。

だが逆に、自分が師事してきた技術者各位と同じ主張が述べられて
いることは、単純に嬉しくもある。彼らのコードに触れ、その記述、
その思想に触れて来た自分も、その片鱗が宿っていると感じるのだ。

Generics の周辺や Enum, Annotation などの比較的新しい話題は
すんなりと理解したとは言い難いので、いずれ読み直す必要がある。
さほど値段もせぬのに非常に充実した内容で、本書はお勧めである。

遠征

随分と間が空いた。久しぶりに小難しい本に取り組んでいたためだ。
本については別途記述するとして、またしても名古屋で飯を喰って
楽しんで来たので、写真入りで紹介することにする。まずはコメダ。



用紙 A5 ほどの大きさのジューシーなカツを堪能できるカツサンド。
それなりに待たされるだけあって、かなり熱い。肉も厚い。しかも
素晴らしく柔らかい。モーニングを頼むと、さらにトーストが付く。



次は若鯱家のカレーうどんだ。追加で揚げ餅をトッピングしてみた。
カレーはあらゆる炭水化物と合うので、もちろん餅とも相性が良い。
ゲル状のスープが熱くまとわりつく太麺は、食べ応えも申し分無い。



日を改め飲茶天国へ。ここのランチは価格の割にボリュームがある。
ハーフ麺類に飯物、点心三つに珈琲という組み合せ。麺のサイズが
フルサイズであればさらに言うことが無いのだが、昼には丁度良い。



最後に再びコメダで、巨大なハンバーガーを喰らう。マックなどの
しみったれた「日本人向け」サイズのハンバーガーは三・四個ほど
喰わねばならぬが、これなら一発で済む。だが、グラタンを付けた。

名古屋に行くと太る気がするのだが、今回は意外と変動がなかった。