Tuesday, June 30, 2009

轢殺

沖縄では梅雨が明けたようだが、未だ我が家の周辺では梅雨らしい。
気象庁的には梅雨かもしれないが、体感の感覚的にはもう夏である。
しかし、雨降りの中帰宅したところ、思いがけなく親分を見掛けた。

蝦蟇親分である。毎年毎年、一体どこに隠れているのやら。庭には
虫どもが居るだろうから、どうか端から喰ってほしい。と思いつつ、
跨いで通ろう…とした我輩の足の移動先に、親分が飛び跳ねてくる。

ちょっと待て、踏んでしまうがな。と思いつつ、重すぎる自重には
逆らえない。ゆっくりと、しかし確実に、柔らかい物を踏む感触が。
全体重を乗せ切る前に、かろうじて脚を上げる。大丈夫、生きてる。

危ないところだった。踏み殺さなくて済んだ。悪かった、蝦蟇親分。
これに懲りずに我が家の周りの害虫を喰ってくれたまえ。願いつつ
安心して家に入り、私用を片付けていると、嫌な物を見てしまった。

それは害虫の代表、Gであった。全く格好の悪い、茶羽根であった。
それは胴の真ん中を踏みつけられ、床にくっついていた。ゆらりと
蠢く触覚が最悪だった。今日は何か良くないことがあるに違いない。

Saturday, June 27, 2009

三越

まだ六月だが、もう暑い。まるで夏のようだ。ならば夏の風物詩だ。
ビールだ。ビアガーデンだ。というわけで行ってきた。日本橋三越。
地下鉄日本橋駅から徒歩数分。日本橋を越えてすぐの好立地である。

案の定の人出で、受付では随分と待たされた。予約して行ったのに
行列に並ばせるとは、さすが天下の三越。おかげで入場した時には
予約した時間はとうに過ぎていたが、終了時間など気にしない三越。

「え、二時間制じゃないんですか」「時間は『目安』でございます。
本日でしたら、恐らく終了時間まで、大丈夫ではないかと思います」
とは案内係とのやりとり。このゆったり感は、何だ。まるで田舎だ。

都会の真ん中で、時間に追われて汗をかいているのが馬鹿馬鹿しい。
そう思わせてくれたのが、最大のサービスだったように思う。実際、
ビールや料理は可もなく不可もなく。角煮だけは実に美味であった。

Wednesday, June 24, 2009

掘進

GBA で長らく遊んでいたミスター・ドリラー2。ブロックを掘って
下へ下へと掘り進んでいくというシンプルさ。タイマーや距離など
細かい要素はあるが、単純に掘って進むだけでも楽しめるゲームだ。

一定条件を満たすことで「カード」と呼ばれるアイテムが手に入る。
条件はカードによってわかりやすかったりわかりにくかったりする。
中には、意識してそうしていなかったのに条件を満たすものもある。

最後の一枚だけクリア条件がわからずに往生していた。短気なので
卑怯にもネットで答えを調べてしまった。にも関わらず、攻略する
ステージを間違えて「何でクリアできないんだろう」と悩んでいた。

最近ではクリアは諦めて単純に遊んでいたのだが、これまた偶然に
条件をクリアしてしまった。ようやく全種類のカードを集められて
これにてめでたし…のはずなのだが、妙に釈然としない印象である。

サンデーで連載されていた「魔王」が終ったわけだが、登場人物が
気になるセリフを吐いていた。「諸君がやっていることは検索か?
それとも…思索か?」そう問われると、検索に頼った自分が憐れだ。

ちなみにミスター・ドリラーの主人公の名前が「掘り進む」である。

Sunday, June 07, 2009

辛味

久々にボウリングに参加した。驚いたことに自己最高 -2pin という
好成績。速度的にも 30km 出ていたし、個人賞で三位だし、満足だ。
やはりボウリングは月イチくらいの頻度で、継続的に開催したいな。

我が部の主催でなかったので大人しくしているつもりだったのだが、
その後のカラオケ大会から三次会のカラオケまで、長居して随分と
楽しんだ。全く知らない人達に混ざって騒ぐのも、たまには愉快だ。

Thursday, June 04, 2009

少食

前回のイベントでフードファイターとは言えぬ惨敗状態だったのが
我ながらかなりショックであった。そこで、平日の振休を利用して
キャパシティを計ってみることにした。メジャーとするのはピザだ。

ピザと言えば、「ピザでも喰ってろ○○(好きな言葉を入れてね)」
と言われる程悪しきイメージのある食べ物である。だが、何ピース
喰えるか?と数えていけば、食欲を計数できる便利な料理でもある。

戦地をシェーキーズに定め、単身乗り込む。カップルや外国人など
客層も多様である。女子のみ三〜四名で長居している団体も居たが、
総じて日本人はみな行儀が良く、フォリナーの皆さんは…うるさい。

並んでいる最中、ずっと後ろで「more... more... much more...」
とつぶやき続ける中国人。店員に対して「no chiken, no chiken」
と難題をふっ掛ける中東系。まるまる一枚を持って行く荒技も見た。

時間を計るのを忘れていたのだが、我輩は結局二十一ピースで満腹。
芋は危険なので…と回避しておいて、うっかりスパゲッティを一杯
喰ってしまったのだが、それでも、まだそこそこ喰えるとわかった。