Monday, November 28, 2005

散歩

リベンジというわけではないが午後半振休をとった。今回も目的が
あるわけじゃなくて、会社を出た時点では「とりあえず文房具屋を
冷やかして帰るかな」という程度の気合の抜けきった休み方だった。

文房具屋まで歩いて、木久蔵師匠が「日本橋の上に高速道路なんか
のさばらせておくんじゃねぇ」(意訳) みたいなことを言ってたな、
とぼんやり考えていたら急にピピッときて、散歩することに決めた。

日本橋までとりあえず歩いてみたら、昨夜リビングの電球が切れた
ことを思い出したので、目的地を有楽町に設定。こうしてだらだら
歩き始めた。最初に目を引いたのは金物屋、看板は「西勘の刃物」。

店頭のショーケースに鉄板からだんだんと包丁になっていく過程が
展示されていて、店の奥では何か研いでるっぽい。由緒ありそうな
店構えだ。鎌、鋸、鋏、包丁などなど、刃物がたくさん。楽しい。

次にふらっと立ち寄ったのは明治屋。保存の効きそうな各種食材が
所狭しと並んでいる。各種香辛料は眺めているだけでうきうきする。
久しぶりにフィッシャーマンを見たので購入。でも純露はなかった。

京橋を抜け、銀座の端っこをかすめて有楽町へ。ソフマップも一応
チェックしてからビックカメラへ。電球を買って即 PC 周辺機器を
見に行ったが、実に残念なことに売り場はひどく守りに入っていた。

とんがった商品は全然見当たらない。エレコムとか IO-DATA とか、
当たり障りのない品物が当たり障りのない値段で並べられている。
玄人志向だけは面白かったが、店の雰囲気が嫌なので買わなかった。

1F のカフェでくつろいでからもうちょっと歩こうかとも思ったが、
思ったより眠いし足もジンジンしていたので有楽町にて散歩は終了。
いろいろ店を見ながら歩くのもたまにはいいものだ。またやろう。

片付

何度か書いている気もするが、我輩は片付けが苦手だ。なんとなく
不要なものが積もっていくのはわかるのだが、積もる前に少しづつ
処理することが何故かできないので、どうしてもバッチ処理になる。

今週は何とも言えぬ空虚な休みを過ごしてしまった後悔もあって、
どうしてもやっつけたくなった。12 月になっても忙しいのを理由に
やらないであろう自分の姿が見えてしまった、というわけではない。

普段気になっていただけに、やってみると燃えた。実際には部屋の
あちこちに漫画雑誌やらビールの空缶やらがあらかじめ纏めてある
ので、縛ったり運んだりするだけなんだが、けっこうな運動だった。

ついでに冷蔵庫の中にある「微妙に賞味期限過ぎちゃってるよ物件」
も整理…まぁ要するに喰った。チーカマならぬツナかまが案外美味。
汗もかいたし、ついついビールを空けてしまう。う、また空き缶が…

Saturday, November 26, 2005

料理

ここのところ気に入っているペペロンチーノ。世の自炊派男性向け
レシピを書いてみよう。作業の所要時間はだいたい 20 分くらいだ。
まずは大きめの鍋でたっぷりの湯を火にかけ、適当に塩を入れとく。

鷹の爪を好きなだけ用意。2 〜 3mm に細かく切る。種は抜いとく。
にんにくも適当な量を剥いて細かくしとく。つぶすと臭うので注意。
湯が沸いたらスパゲティを食いたいだけ鷲掴みして投入。計らない。

刻んだ鷹の爪とにんにくをフライパンにブチ撒け、アバウトな量の
オリーブオイルを注ぐ。いい加減な火力でプチプチ言い出すまで。
そうこうしているうちに多分パスタが茹だってるので、合流させる。

ぐりぐりっと煽ってやれば勝手に混ざる。そしたらつまみ食いする。
この時点で味が濃かったら我慢して食え。味が足りなければ適当に
手近なものを足す。味の素のほんだし (顆粒) が意外と美味かった。

以上。もしもここに書いてある通りにしておいしいのができたら、
それはあなたがもともとペペロンチーノの作り方くらい知っていた
ということなので、勘違いして我輩に感謝したりしてはいけない♪

Friday, November 25, 2005

不燃

某TBSからの勢いで日テレを「燃えよ!カンフー」という題名に
乗せられて見てしまったが、なんじゃこりゃ。いっさいどこも何も
燃えるところなし、カンフーなし。しかも西部が舞台の人情話…。

何やら含蓄のありそうなセリフを吐いてはいるが、主役の彼がまた
どうにもパっとしない4枚目。例えて言うならノッポさんをわざと
格好悪くした感じ。これ「2nd シーズン」と書いてあるが本当か?

Thursday, November 24, 2005

純露

またしても昼夜逆転してしまった模様。19:30 くらいに目が醒めた。
就寝前は頭にもやがかかったように何も認識したくない無気力状態
だったが、断続的ながらも寝まくった甲斐あって、回復したようだ。

朝だか夜だかわからない飯を喰っていると地上波で「賢者の石」を
やっている。おそろしく細切れにされ、CM がやたらと入っているが
漫然と観てみた。やっぱり賢者の石は純露に見える。うまそうだ…。

まさか純露を知らないなんて人は居ないと思うが軽く説明しておく
としよう。UHA 味覚糖が出している最強の飴だ。糖分の塊と言って
いいだろう。徹夜作業の時には強い味方になってくれる非常食だ。

我輩の飢えた目には、「賢者の石」は、まさに純露にしか見えない。
デカ純露。最後にダンブルモア先生が「砕いてしまった」と言って
いたが、大きすぎて喰えないから小さくしたんだろう。間違いない。

Wednesday, November 23, 2005

空虚

午後半休してめずらしく帰宅してしまったが、特にやることがない。
サンデーとバンチを読んだあと、伊集院光のラジオを聞いていたら
いつのまにか寝入っていて、夜まですやすや寝て過ごしてしまった。

いかん、午後−夜に寝てはいかん。今寝れないじゃないか。困った。
さりとて何かやってみたいことがあるわけでもなく、興味の燃える
材料は処理時間的にデカそうな予感がするので、手をつけられない。

ぐしゃぐしゃな部屋の片付けでもしようかと思ったが、あまりにも
ひどすぎる状態なのでこれもなんとなくスルー。時間だけが漫然と
無為に過ぎ去って行く。あぁ、なんか空虚。まるっきり無駄な半休。

Sunday, November 20, 2005

四国

いつものように Web をさまよっていると、偶然「四国新聞社」に
行き当たった。このサイト、実に四国らしい。開けば一目瞭然だが
サイトのナビゲーションバーに「うどん」が据えられているのだ。

我輩は四国には行ったことがない。別に四国が嫌いなわけではなく、
むしろ四万十川とか愛媛みかんとか、行ってみたい要素の方が多い。
ぜひ行ってみたいものだ。そして腹一杯にうどんをむさぼりたい。

サイトのトップカテゴリとして扱われるほどのものであるからには
さぞ美味いんだろうなぁと想像してしまう。うどんも突き詰めれば
ディープな世界があるようだが、一般人としてとりあえず喰いたい!

Thursday, November 17, 2005

発車

想像してほしい。何もない荒地に数人の無頼が居る。ここに新しい
路線をひく。どんな列車が走るのか未定。客が乗るかどうかも不明。
線の名前も未定。駅がいくつ要るのかすら誰も知らされていない。

いや、そもそもそこに居る無頼たちは、自分達の意志でそこに居る
わけでもないのに自分達がそれをやらされるということ自体をつい
さっき知らされたばかりで、何の準備もしていない。呆然自失だ。

ここに居るお互いがいつまで居るのか不明。これ以上増えるのか、
それとももっと減るのかわからない。お互いどういう技能を持って
いるのか不明。お互い会うのもはじめて。誰が棟梁なのかすら不明。

何を作るかわからないので、どういう職人がいつ必要なのかも不明。
設計図なし。出来上がり想像図もなし。貨物か客車か寝台か特急か
何両編成なのか…。何もかも未定。どんな工具を使うかすら不明。

確定していることが、1つだけある。あと3ヶ月で完成しなければ
ならない。集まった無頼たちの前に突如示された「スケジュール」。
もう既にいくつかの重要な作業が終わっていることになっている。

いくら注ぎこむつもりなのかも未定。用地を使っていいのかも不明。
途中の地形すらわかっていない。そんな状態でなぜスケジュールが
単独で存在し得るのか、誰も説明できない。誰も何もわかってない。

…さてどうだろう。何を思い浮かべただろうか。現地捕虜を使って
強引に押し進められた悲劇的な戦時中の鉄道工事じゃないかって?
ブー、はずれ。これから始まる狂ったプロジェクトのことでした。

Tuesday, November 15, 2005

上着

我輩は昔から半袖野郎として通っている。要するにコートはおろか
上着を着ないでも平気な鈍感野郎ということだ。学生のころなんか
年がら年中Tシャツで過ごしてた。脳内が年中夏なのでおめでたい。

そんな我輩であるが、昨今は寒くなってきたら上着くらい着るべ、
というポリシである。多少なりとも寒さを感じるようになったのは
成長した…っつうか齢をとったんだなぁと思わされるので切ない。

今年は昨日、寒さを感じた。朝、出勤時にじわっと寒いかも〜、と
思ったのを「日の出前だからだね」と誤認してしまった。ところが
帰宅時には雨まで降る始末。歩いて帰る元気もなく、タクりました。

というわけで今日から上着を使用。どうせ今日も終電になるだろう
けれど、雨さえ降ってなければ何とか池袋から歩いて帰るつもりだ。
途中に誘惑(ラーメン屋とか)も多いけど、けっこういい運動になる。

Sunday, November 13, 2005

特価

要町「福しん」にて、「秋の感謝祭・ラーメン 100 円でご提供!」
…が開催されていたので、帰宅途中にふらっと寄ってみた。本当に
100 円でラーメン喰ってる人達がたくさん居る。普通に混んでる。

いや考えてみれば今日も我輩は終電で帰宅なのであり、この時間に
「普通に」混んでるってことは、昼間はさぞかし戦場だったろうな。
と思いつつ、手もみラーメンを食す。正統派醤油さっぱり中華そば。

今週の我輩は風邪っぴきなので、こういう熱い汁物は良さそうだ。
しばらく喰ったところで思い立って、おろしにんにくを大量投下。
スープに沈んだぶんも完食。これで 100 円か。ちょっと元気出た。

うっ、書き込む前に直前のポストを見たら 20 円がどうのこうの。
で、このポストもよく見るとえらい淋しいこと書いてるな。ははは。
「こばやし酒店」でうまい棒 6 本買って帰ったことも書いとこう。

Thursday, November 10, 2005

返還

会社の自販機が新しくなって、はじめてトラブル遭遇。紙コップが
出てこない。70 円を吸い取られた。かなりヘコんだ。我輩は宿酔で
水分が必要なんじゃぃ、と思いつつ別のフロアで調達して凌いだ。

付箋に「ゴルァ」って書いて貼っておいたら 30 分くらいで総務が
返金してくれた。なんでも、その機で販売している各種飲料のうち
最高額で返還することになっているらしい。20 円得してしまった。

放埒

う〜ん、ファイルが多い。多すぎる。.java の数だけで 8700 以上。
クリーンビルドするだけで大仕事だ。サブシステム単位でチェック
とクリーンとビルドができるけど、漠然ともっと便利にしたいなぁ。

しかしまぁよくここまで書き散らかしたものだよなぁ。あちこちに
コピペされているものがいっぱいあるし。纏めよう整理しようって
何で思わないんだろう。これ今後何年、一体誰が保守するんだか…

振り返ってみると、開発当初はコードの検査・診断を行うツールに
関して知識も少なかったし、危機感も淡かった。こんな惨状になる
なんて想像できなかったんだな。認めたくはないが、失敗だった。

この失敗が次の何かに活きればいいんだが、個人レベルの価値観の
押し付けという風に受け取られてしまって採用されず、同じ失敗を
何度も繰り返す社風なのが残念。…変えていきたい。自分も会社も。

危険なコードがそこらじゅう残存してるのは間違いないでしょう、
ってことで Action の子クラスに限って、final でないフィールド
を持っているクラスの一覧を作成するっちゅう物体を書いてみた。

…MaxPermSize でオチた。FreeBSD 上でやったので JavaVM は例の
アレではないものの、所詮由来は同じ Sun なわけで、落ちる時の
断末魔までそっくりそのままだったので、思わず笑ってしまった。

Tuesday, November 08, 2005

脱帽

複雑な UI の構築についてはまだよくわかっていない部分もあるが、
Ajax と呼ばれているものの大体のトリックは把握した。思ったより
単純だ。自転車みたいなものだ。乗ってみないとわかりようがない。

見ているだけでは手品みたいに見える動きをするけれど、水面下で
じたばたしている見知った面々を見ていると「おぉ、コキ使われて
大変そうじゃがせいぜい頑張ってくれ」という気分になってくる。

根幹部分は「イベントハンドラ,小さな通信,任意箇所の差し替え」
つまるところ「そんだけ?」で、あとはこれをいかに組み合わせて
あっと驚くイリュージョンを演出するかっていうだけの話である。

さすがに新奇モン流行モンだけあって、script kiddy がウヨウヨ。
まぁ自分もそのうちの一人なのであるが(苦笑)。始めるのが本当に
手軽なのと Google 発の各種 UI の斬新さが期待感を煽っているね。

実際のところ パーソナライズドホーム が実現してくれたこととは
Ajax と http ベースの SOA との融合のサンプルと言えるわけで、
こういう発想ができるっていうことは本当にスゲェと思う。脱帽だ。

Friday, November 04, 2005

革新

何気なく Google を開いたら右上に「パーソナライズド ホーム」と
出ていた。なんだろう?、と思って軽い気持ちで… 本当に出来心で
触ってみると、心をワシ掴みにされた。こいつ、真に新しい UI だ。

開き終わってみれば My Livedoor みたいなモンだ。画面が幾つかの
ブロックに分割され、ニュースやブックマークなどを置いておける。
静的にそのままの状態では何も目新しさなど感じないかもしれない。

だけどコレ、ごりごり動かせるのだ。各セクションのタイトルバー
っぽく表示されているところを、そのまま D&D でレイアウト変更
できるのだ。一体どんな仕掛けでできているのか、見当もつかない。

その他にも、カスタマイズ用の左側のメニューの開き方がなんだか
懐かしいアニメで描かれている未来のコンピュータを感じさせるし、
Gmail とも連動したりして、ギミック満載といったところである。

ついこのあいだまでは、一風変わったデザイン・インタフェイスの
サイトを見ても「ふぅん。きっとアレとアレをあんな感じで組んで
やればできんじゃね?」という程度の想像は働かせることができた。

だがこいつは皆目わからない。新しい。新しすぎる。自分の技術的
知識や嗅覚は最先端のエッジからこんなに離れてしまったのか、と
びっくりするばかりだ。勉強しなければ。 取り残されてたまるか。

Thursday, November 03, 2005

報道

Oracle さんが 10g の "実行時リソース制限版" という感じの物体を
"Express Edition" と銘打って無料提供開始したと言うじゃないか。
どうなんだろう。本当にこの作戦は広く受け入れられるのだろうか。

開発者は別にこんな "制限版" じゃない版を OTN から落せるので、
今既に開発者登録をしている人にとっては何のメリットもない話の
ように感じられる。強いて言えばダウンロードサイズが小さい、か。

しかもこの制限版、(2005.11.03 JST 現在) 提供ライセンスがまだ
Beta-Trial じゃないか。昨今の風潮では有名な何かのβ版が出ると
「最新だ!さぁ使え愚民ども」的な報道がなされるので激しく嫌だ。

さて SIer としてはどうだろう。「枯れて」いない新しい DBMS を
いきなり実戦投入できるだろうか?我輩なら No である。Postgres
なり MySQL なり、何の制限もなく使えるほうを躊躇なく選択する。

さぁここで困るのが、エンドユーザへの対応だ。Oracle って有名な
アレでしょ、今度タダになったんでしょ、と自分に都合のいい箇所
だけを強調してあとはよろしくと言ってくるような手合が一番困る。

別にエンドユーザだけじゃなく、実は身内でもそういう誤解をして
間違った方向に突き進んでしまうんじゃないかという恐さがある。
やはり一概にユーザ側が悪いのでなく、報道のされ方がマズいのだ。

…という恐さを感じるということは、Oracle の作戦としては当たり
なのだろう。だが open source の RDBMS に対抗するための今回の
措置は、実は追い詰められた窮余の策、という姿に見えなくもない。