Thursday, June 29, 2006

新車

我輩に乗り潰された名も無き先代自転車くんの処分は、死亡宣告を
してくれた自転車屋にお願いしたのだが、もちろんそこでそのまま
新しいのを物色開始。値段を気にしつつも同じような色・型を探す。

横浜に居た頃はたまたまアップダウンの多いところだった。よって
変速機構は必須機能だったが、今はそれに比べれば平地と言っても
いいくらいの傾斜しかないので、変速機は選択ポイントにならない。

そうなると、我輩の自転車に対するこだわりはタイヤ径のみだった。
同サイズで目ぼしいのはどれですかねぇ、などと自転車屋に尋ねて
いろいろ見せてもらった結果、まぁ当たり障りの無い奴をチョイス。

この春から通勤にチャリを使わなくなったので、近所の買い物とか
夜中に本屋に行くとか、何か用事がない限り乗る機会もないだろう。
それにしても新車は乗り心地がいい。用事を作って出掛けたくなる。

先代くんは我輩の脚の延長という認識で、名前をつけていなかった。
今さら人車一体となった騎乗ができるとも思えないので、新車には
格好イイ名前を付けてやろう。というわけで、命名案募集中である。

Wednesday, June 28, 2006

廃車

横浜市に住んでいたころにゲットした自転車。ヨーカドーで買った。
カタログスペック的には「6 段変速の 27 インチ シティサイクル」
なんだが、実は数年前から惨澹たる状態のただのポンコツであった。

変速できない。右手のグリップが二つに分かれていて、外側が固定、
内側はギヤチェンジのために回転するような仕掛けになっていた。
だから、ここが固まってしまったら、変速ができない。ギア比固定。

ギアが固まる時にはたいてい一番重いところですな (マーフィー) 。
だがその程度、脚力と気合いでカバーできる。カバーできないのは
車軸のブレ。自転車屋曰く、「これもう乗れないですよ」だそうだ。

自転車屋からその台詞を聞いたのが二年以上前。走っている最中に
いきなりチェーンが外れたり、固定されているはずの右手グリップ
外側がすぽーんと抜けたり、左ブレーキのカバーがスッ飛んだり。

いろいろと面白い挙動をする、まさに「我輩にしか扱えない道具」
だったわけだが、このほどタイヤの外ゴムが完全にペラペラになり、
大往生ということで廃車にした。12 年くらい乗ったかな。さらば。

Sunday, June 25, 2006

同立

久しぶりに芸劇に行った。昼間の活動で汗ダルマと化してしまって
いったん帰ってシャワーを浴びて着替えてから家を出たのが 18:00。
おいそれは開演時間だ。団の経済状況を考慮して当日券で入場した。

遅れて行ったので一曲目は客席に入れず、ロビーの小さいモニタを
見ながら天井のスピーカを探してウロつく。第二楽章からゆっくり
立って聴いた。木管アンサンブルはいかにも学生オケ。Hr. 頑張れ。

ドヴォ七で一番好きなのは言うまでもなく冒頭の低く唸る弦なので、
そこを聴きそびれてしまって残念。Fl. は一部でやや指がパタつく
感じもしたが、低音から高音まで十分に響いていた。良い音だった。

ドヴォ八では Hr. トップがいい仕事をしていた。Fl. の例のアレは
一人で吹いていたのでびっくり。2nd に手伝って貰えばよかろうに。
笛が苦しんでいるのに冷徹にプカプカ吹いている喇叭も小憎らしい。

合同曲は練習回数少ないだろうに、人数も尋常じゃないのに、弦が
いい感じで揃っていたのには驚いた。ブラスの大砲列を切り裂いて
Picc. がころころと踊る愉快な曲であった。銅鑼もいい仕事してた。

同立も 45 周年だそうだ。自分が乗っていた頃のあの「熱っぽさ」。
それは今日の合同曲→アンコールの流れの中にも確かに聴き取れた。
ホールの空間に漂うその熱気は、我輩を賦活化してくれた。有難う。

Saturday, June 24, 2006

排水

洗濯機から伸びる蛇腹。洗濯機自体がちょっとした台の上に置かれ、
その台の最も低くなったところにある排水口に蛇腹が直結している。
お世辞にもきれいな状態じゃない。黒くネトっとしたものが見える。

排水が始まると、排水口にどくどくと水が流れ込んで行く。しかし
排水口は狭いので、一度に大量には流れない。はけきれないぶんは
一時的にこの台が受け皿役になって、遅れてしずしずと流れて行く。

そんな洗面所に、昨夜異変が発生していた。一面水浸し。大洪水だ。
よく見えないので、洗濯機を動かしてみる。原因はすぐに判明した。
排水口には「ポケットティッシュだったもの」が、たゆたっていた。

夜中だってのに飯も喰わずに風呂にも入らずに排水口と格闘開始だ。
コンビニ袋と割り箸を持って来て、つまんではポイ、挟んではポイ。
大物をあらかた取り終わってから古靴下でヘドロ化した汚れも除去。

伸びきって穴が開いた靴下も使い捨て雑巾にすれば、いい再利用だ。
念のため、対パイプ詰まり薬品も流し込んでおいて待つことしばし。
風呂の残り湯を洗面器で汲んできて流してみる。ふむ直ったようだ。

洗濯機をまたえっちらおっちら元の位置に戻して、これで一安心だ。
台の部分もきれいに掃除したので気分も見映えもだいぶ良くなった。
最後の確認で洗濯機から水を流してみる。良好だ。我輩は勝利した。

そんなことをしていたら、いつのまにやら日本は負けていたらしい。

Friday, June 23, 2006

都営

繋がっていない。沢山あるように見えるのに何故か選択肢が少ない。
我が棲み家から六本木に行こうと思うとそんな気分になる。東京の
メトロはそれほど複雑である。しかも我輩は乗り換えが嫌いである。

ところが先日、予想外のところで便利な路線を発見した。六本木で
羊肉をガッついた帰り、後輩 K が「大江戸線で帰る」というのだ。
そういえば大江戸線も我が家の近傍を通っていると言えなくもない。

何度かここに書いているかも知れぬが、我が家の最寄り駅は 4 つ。
どの駅に行くにも歩いて 10 分。その先入観に捕らわれていたのか、
その外周にやや踏み出したところにある駅に、気付かなかったのだ。

そんな経緯で後輩 K のおかげで発見できた新しいルートでの出撃。
朝から都営地下鉄に乗るのは意外と初めてかな?とか思いつつ乗る。
有楽町線ほどではないが、混んでいた。車両が小さいので息苦しい。

しかし、多少狭いだの混んでるだのいう問題は「乗り換えナシ」の
魅力からすれば瑣末なことだ。ありがたくダラダラ乗って、予定の
時刻よりやや早めに会場に到着することができた。大江戸線に感謝。

Monday, June 19, 2006

仕込

ちょいと前からなんだが営団の自動改札機のリプレイスが激しくて
気になっていた。上部に黒くてもっこりした謎のパーツが追加され、
あからさまに新機能の気配を漂わせている。ちょっと嗅いでみたい。

ところが、新改札が設置されてからしばらく経っても、その部分を
活用するブンダバーなわくわく新機能の話は…全く聞こえてこない。
かてて加えて、駅によっては肝心のソコに「準備中」とのテプラが。

いったい何の陰謀だか知らないが、そこまでこっそりされると逆に
気になるではないか。とは思いながらも見飽きてしまって、注意を
払わなくなって今日に至るわけで世捨て人な生活を自嘲するばかり。

このまま何も知らずにいれば一般ピーポーの仲間入りができるかも
という間違った妄想を抱きつつも、今日ついに件のもっこり部分に
新たなテプラが貼られているのを見てしまった。タネ明かされ気分。

せっかく見たのでここで書いてしまってもよいのかもしれないけど
楽しみにしている御仁がいたら申し訳ないので内緒にしておこうか。
要するに n 番煎じであり、特に新奇なものでないのが残念だった。

だがしかし一つだけ言える。仕込みを早めに済ますのは大事なのだ。

Sunday, June 18, 2006

阿漕

脱獄ドラマの話を書いたら即日続きが出くれた。我輩のために気を
遣ってもらってありがとう、と言いたいところなのだが問題が一つ。
なぜ 7 巻の後半が 24 の 5 の 1 なのだ (この表現でわかるのか?)

Saturday, June 17, 2006

脱獄

ネタバレになるといけないので多くは語れないのだが、海外ドラマ
「Prison Break」が面白い。レンタルビデオで五巻まで借りられる
のだが、なんだかんだで一気に観てしまった。早く続きを観たいぞ。

Friday, June 16, 2006

専用

ひな祭りは女の子のお祭りで男子には特に男子専用のお祭りはない。
子供の日は子供全員が対象であり、男子だけが楽しむわけじゃない。
「女性専用車両」という表記を見て、ふとそんなことを思いついた。

この濃いピンク色のステッカーは、ぼーっと油断して電車に乗って
顔を上げた時に急に目につくと−たとえ時間外であったとしても−
間違えて女子トイレに入ったような気分になるので心臓によくない。

全く関係ないが、会社のトイレはフロアによって男子用/女子用の
左右が逆だったりするので、普段立ち寄らない階で駆け込む場合は
ドアを開ける前に色を確認しないと危ないから注意しろ! (赤井風)。

それにしても女性専用車両っていう言葉の響きもインパクトあるな。
「女湯」に匹敵するものがある。子供は何歳まで乗れるのだろうか。
あのちょっとケバい色も漢字読めないひと用なんだろうが、妖しい。

しかし我輩思うに、どうせやるなら女性専用「車両」でなく専用の
「列車」にしてしまったらどうか。もちろん運転士も車掌も女性で。
そして列車まるまる一本、件のピンクのステッカーを貼ってしまえ。

…なんだかシャア専用みたいだ。いっそもれなく快速とか急行とか。
鈍行より 3 倍速いということで。…実際そういう電車が走ってたら
面白いかもしれないが、趣旨が全然違ってきているのでこの案は没。

Thursday, June 15, 2006

靴底

かなり以前から、通勤用の靴がぼろっぼろになっていた。ソールは
擦り減りすぎて一部がベロリとめくれてしまっており、このせいで
何もないただの事務室内なのにいきなり転倒しそうになったことも。

さすがに危ないということで、銭失いとは知りつつもまた安物靴を
新調してみた。新しい靴は足が慣れるまで時間がかかるのが常だが、
安物の割には案外履き心地がいいので、すぐに慣れるかもしれない。

しかし、グリップが良すぎて、いきなり転倒してしまいそうで恐い。

Sunday, June 11, 2006

新築

後輩 K のおうちの新築祝いと称して大勢で乗り込んで呑んで呑む、
というあまりお行儀のよくない感じのイベントに参加。新しい家は
「希望」とか「夢」とか、そんな甘さを感じる新しい匂いがした。

奥さんの振舞ってくれた餃子は実に美味で、何個食べてもすいすい
食べられた。押しかけメンバの持ち込んだ酒類もものすごい勢いで
なくなっていった。みんな呑みすぎだよ。という我輩も強か呑んだ。

K 宅にはなぜか DEATH SOURCE があり、これが今日の目玉となった。
餃子にも DEATH、ポテチにも DEATH、呑み過ぎてついうつらうつら
となるとすかさず DEATH。何しろ辛すぎるので、猛烈に汗をかいた。

Saturday, June 10, 2006

展示

INTEROP に行ってみた。メッセは久しぶりだ。自宅から乗換一回で
海浜幕張まで行けるので便が悪いわけではないけど、正直なところ
東京国際フォーラムのほうが行き易い。有明や晴海でも、ちと遠い。

最終日のせいだろうか、相当な人の入りだった。来たからには一応
展示会場を一通り巡ってみないと損な気がして、一通り全部廻った。
雨のせいで床は濡れてるし傘は邪魔だし、マイナス要素は多かった。

でもまぁ展示は良かった、かな。ほとんどのブースでノベルティを
用意していたようで、この業界の冷え込みも抜けたと感じられたし、
意気込みのある展示は実際のところ、一般観客としては面白かった。

こういう展示会にかける意気込みで、各社の印象というのは意外と
左右されるものだ。ブースに来た人に声もかけないとか、展示物の
傍に飲みかけのペットボトルが置いてあるようなところは印象悪い。

また、コンパニオンのお姉さん「だけ」に予算を使い切っちゃった
ような漢らしいブースや、ノベルティっていうより「景品」だけで
個人情報 (名刺) を集めようとするところも苦手。入っちゃうけど。

やっぱり展示物についての abstract をペロっと一口でしゃべって
くれるところや質問に対して逃げずに回答を試みてくれるところは、
信頼できる気分になる。説明員は大変だと思うが、頑張ってほしい。

個人的に今日一番ヒットだったのは、中東っぽい雰囲気の外国の方。
たどたどしいけれど一生懸命に伝えよう伝えようとしている姿勢は
好感度高い。残念ながら我輩がそこの製品を調達することはないが。

Thursday, June 08, 2006

方向

飯田橋で乗り換えて秋葉原に行こうと思ったのに気づいたら信濃町。
日本橋で乗り換えて茅場町に行こうと思ったのに気づいたら九段下。
なんで? と思いつつも、自分で間違えてるんだからしょうがない。

乗り慣れないところだと自覚していれば、緊張して額から嫌な汗を
だらだら流しながらもなんとか間違えずに乗るのだろうが。半端に
知ってるつもりの駅だから、こういう間違いを犯しやすいのかしら。

移動時間が増えるのは嫌いだが、無為に過ごしたわけでもないのが
せめてもの救いか。もっとも、そっちにかまけていたから注意力が
疎かになって乗り間違えた…という話なのだが。まったく情けない。

Wednesday, June 07, 2006

設置

自宅だけで使うのもアレなので、会社に持ち込んで使いたくなった。
勝負のポイント、唯一の不安材料は「電波がマトモに入るか否か」。
vodafone も入らないらしいという噂の社屋でのチャレンジとなる。

我輩は流浪の民なので 2 つのオフィスを行ったり来たりしている。
幸いなことに、いずれの事務所にも我輩の息のかかった FreeBSD の
サーバが在るので、電波さえ入れば勝ったも同然という勝負なのだ。

まずは K 町のオフィスで試す。ちっとも入らない。受信状況を示す
緑色の発光ダイオードは、我輩の期待の熱視線を浴びてもちっとも
光らない。見てない振りをして薄目で見ても、やっぱり光ってない。

次は T 町のオフィスで試す。こっちも入らない。なんだとぅゴルぁ、
と唸ってみたけれど状況は変わらない。そういえば携帯を振ってる
人がたまに居るな。意味無いよな。振ってみる。…光らない。脱力。

意気消沈して仕事を片付ける。自宅で使えばいいさ、と自分を慰め、
早めに帰ることにする。不思議なことに、さっきまで暇だったのに
帰ろうと思った瞬間、またしても捕まった。…待ち時間が発生した。

ぼーっと待っているのも哀しい。そこで、ダメ元でアンテナを持ち
フロアを徘徊してみること約 30 分。ついに某 T 氏後方の窓際が
スイートスポットであることを発見したのだ。ダウジングみたいだ。

電波が入ることさえわかればこっちのもの。T 氏は運よく帰宅して
不在なので、長めのケーブルを調達してきてせっせと配線を始める。
白い目で見られつつ死んでいる配線を利用して床下ダクトを通した。

配線は美しく完了し、サーバとの接続も完了。アンテナユニットは
緑色 LED を輝かせている。あとの工程は自宅で既に経験済みだし、
ここにも書いたので割愛する。要するに、Stratum 1 が立ったわけ。

実に久しぶりに電子工作をしてみて。やはり、モノ (デバイス) を
作るのは楽しかった。ゼロから作ったわけじゃないし、真似をした
だけに過ぎないし、完全に自己満足の世界だけども、それで無問題。

というわけで今回にて、この電波時計シリーズのポストは一件落着。

Tuesday, June 06, 2006

構築

完成した状態の (出来たてほやほやの) ハードがあって、おそらく
動作するだろうと思われる状況で、電源も入っているのに、それを
試さずに寝るなんてことができるほど我輩は大人の階段登ってない。

作業中に音楽やラジオを鳴らすため、マシンはとっくに起動してた。
ここまで来たらあとはもう勢いで作業するしか選択肢はあり得ない。
シリアルケーブルを繋いでおいて、ソフトを探す。すぐ見付かった。

FreeBSD ではアプリケーションのインストールが至極簡単で助かる。
cd して make install clean するだけで済む。今回入れた ntp も、
作業自体は簡単すぎて、… make 待ちで何度か、意識が途切れた程。

ntp は入ったのだけど、出来合いのソレ経由で呼び出す前に本当に
シリアル経由で使えるのかどうか?を試してみたくなった。適当に
端末通信ソフトで date と time を試す。正しく取れる。良い感じ。

では ntpd を動かそう。/dev 以下で シリアルが jjy0 となるよう
調整した上で、デーモンを走らせる。あっけないものだ。繋がった。
あとは時刻の同期を待つばかり。眠い中、のんびり片付けを始めた。

片付けも終わって。見てみると、何事もなく時刻同期できたようだ。
あぁ… これにて完成… Stratum 1 が出来た… わ〜い… 嬉しいな。
感動状態もあまりの眠さに敗北し、マシンもそのまま眠りについた。

キットを購入してから構築完了までサクサク進むことができたのは、
やはり事前に充分に妄想を重ね…、いや、情報を集めておいた点が
大きいだろう。同じことをやった人のサイトの情報は、貴重だった。

自分で回路を設計したわけでもないし、シリアル経由で時刻を取得
するようなドライバを書いたりしたわけでもない。だから、実際は
自分で作ったとは言えないわけで、やっぱり自己満足の世界。続く。

Monday, June 05, 2006

格納

早く帰ろうと思っていたのに捕まってしまい、結局家に帰ったのが
24:30 頃であった。全部組むつもりなどなくて、主要な部品だけを
ちょちょっと付けて寝ようと思っていたのに気付いたら明け方だよ。

そんなノリで通電→受信確認まではできた。あとはケースの選定と
PC との接続を考えるだけである。この興奮状態のためか、全く眠く
なかったので作業を続行することにした。理性皆無、欲求充足優先。

入れ物を探して部屋中をウロウロする。LED が沢山ついているので
クリアなケースのほうが綺麗だろうし、端子部分の加工イメージも
考慮する必要がある。しかし、良いサイズの箱が中々見当たらない。

唯一発見したのが、大昔の 5 インチフロッピーの箱だった。紙製の
くせに、そこそこ頑丈にできている。もちろん透明ではないけれど、
大きさ的にはこれがちょうど良いように思える。ってか、他にない。

やおらカッターを取り出し、目測と山勘と野性の本能でザクザクと
切り刻みはじめる。ひとしきり刻んだ状態で、格納してみたところ
実にピッタリと嵌まっている。いい感じなので、また一人悦に入る。

次はアンテナ部のケース。キットの説明書にある通りに買ってきた
タカチの SS-125 に入れようと思ったのだが…、…、はて何だこれ。
入ることは入る。しかし基板が固定できない。しかも中が見えない。

420 円のタカチのケースはあえなく不採用が確定。次の候補を探す。
視界に入ったのは CD ケースだった。本体が FD でアンテナが CD 。
それも悪くないな、と思いながら、おもむろに錐でネジ穴を開ける。

基板をなんとか固定して、RJ45 の口を見てびっくり。仕方ないので
UTP の口の部分に相当する大きさで開口部を作ることにする。錐で。
…錐で?それは無理でしょう。カッターもヤスリも総動員となった。

ようやく両方ともケースに収まった。これで一安心だ。もう寝よう。
寝るべきだ。あとはシリアル繋いでクロックソースに設定するだけ
だけど、眠いし。でも ports だけ探しとくか。で、結局まだ続く。

Sunday, June 04, 2006

組立

電波時計の話の続きである。基板剥き出しのちくちくして痛い物体、
というところまではサクっとできた。しかしまだ 3 つ山があった。
一つはもちろんケースの話。あとは受信状況と ntp サーバの話だ。

いろいろあるので、とりあえずは時系列に書いてみることにしよう。
まずは通電して最初の、そして最大のお楽しみ。受信状況の確認だ。
電波がビンビン来ていれば緑の LED が点灯してくれるはずである。

…確かに点いてくれるのだが、どうにも感度が不安定だ。マシンが
たくさんあるのでノイズも多いだろうし、そもそも我が家は電波が
妙に入りにくい鉄筋コンクリート。よって、アンテナ部を分割する。

このキットは最初から、受信部分と処理部分で基板を割って別々に
することができるようにできている。分割した両者は 8 極 8 芯の
RJ45 なケーブルで接続することで、配置位置は思うがままなのだ。

さっそく V 字カット部分を叩き割ろうと試みる。でもさ、やっぱり
恐いじゃんよ。恐すぎる。ゆっくり力を加えていくと、ミシミシと
音がして、じわじわっと折れて、曲がって、…別れた。冷汗たらり。

アンテナ部分だけをかなり窓のほうに持っていったところ、ピタリ。
安定して受信できるようになった。ケーブルの取り回しが難しいが
そこはおいおい調整すればよいでしょう、と自分を誤魔化しておく。

しばし緑の LED を見てニヤニヤする。気味の悪い顔をしてたはず。
まだ基板も剥き出しだし、PC とも繋がっていないのだが、まずは
一安心というところだ。外も明るくなっている。でもまだ話は続く。

Saturday, June 03, 2006

自作

パソコンを自作するとかいう表現があるが、ちょっと違和感がある。
その辺で売っているパーツを適当に繋いでやれば PC になっちゃう
のだから、自作するというよりは組み立てるという語感の方が近い。

自作と言うと、もっと細かい部品をちまちま半田付けして製作する
っていう印象がある。餃子とラーメンを買って来て焼いて煮るのと
粉を捏ねて皮と麺からそれぞれを作るのは違う、というのと似てる。

そんな前振りをしておいて。久しぶりに半田ゴテを握った。作った
モノはトライステートの電波時計キットである。前から Stratum 1
になるサーバを立てたいと思っていたので、ちょうど良いキットだ。

前出の例で言えば、ホットケーキミックスを買って来て混ぜて焼く
くらいの調理には匹敵する作業だろう。基板のシルク印刷を見つつ
電子部品を置いて足を曲げ、順番に半田でジュジュっと取り付ける。

電子工作も半可通の我輩にとっては、一部の見たこともない部品が
非常に悩ましかったが、組み上げたものを通電させたところ、一応
動作しているので、向きを間違えたり焼き殺したりはしてない模様。

部品点数もまぁそれほど多くないこともあり、2 時間ほどで製作は
完了した。これまでの電子工作に対する自分のブランクを考えれば
思った以上にすいすい組めたと言えるが、先は長いので次回へ続く。

Thursday, June 01, 2006

紛失

この駄文をポクポク叩いている Zaurus のスタイラスが気づいたら
失くなっていた。滅多に使わない代物だけに、使った時はちゃんと
元の格納位置に戻すようにしていたはずなので、本当に行方不明だ。

なくても特段困るわけでもない。そもそも、何時から無いのかすら
自分で判っていないのだから、無いからといって殊更に慌てるのは
滑稽な話だが、無いという事実を認識してしまった以上、気になる。